荒川光のブログ

Hikaru Arakawa's blog

「結婚」への道のりが想像していた以上に遠かったことに打ちのめされた

現在独身の私は結婚の予定はおろか彼女もいませんし、いわゆる「婚活」なども特にしていません。

そんな私なのですが、たまたまコンビニエンスストアでブライダル情報を載せたフリーペーパーを見つけたので、暇つぶしと情報収集を兼ねて自宅に持ち帰りました。タダなので。

そして夕食後にパラパラとページをめくってみたのですが、そこに掲載されていた記事に私は打ちのめされ、酔いも醒めてしまいました。その衝撃の記事について書きたいと思います。

 

 

いや、それは実は衝撃の記事でも何でもない、普通に結婚式場の紹介や結婚式を挙げたカップルについて取材した記事に過ぎないのですが、私にとって、結婚というか「結婚式」というものが、手に届かないほど遠くにあることを改めて思い知らされたことに衝撃を受けたのです。

 

美しいチャペル、薔薇の咲き誇る庭園、ウエディングドレス、鐘の音、祝福の拍手・・・。

それは私が見ていても溜息が出るような世界で、女子なら誰でも憧れない人はいないはず。

一体どれくらいの費用がかかるのだろうと、すぐにお金のことが気になってしまうのが私の下品なところです。

そしてもう一つ思ったのは、私がこんな場違いなほど眩しい場所で、主役となってみんなからの祝福を受けるなどという場面を想像すると、恥ずかしくて逃げ出したくなるだろうということです。それにそもそも招待する友人もいない。

披露宴のプランや余興などを考えたり依頼したりすることも、私にはとてもできそうにありません。

親への感謝の言葉も、一体何を言えば良いのか戸惑うばかり。

 

結婚する相手もいないのですから、結婚式や披露宴の心配は滑稽な杞憂だということは分かっているのですが、想像すると震えてきます。

私は式など挙げずに婚姻届にハンコを押すだけにしたいものですが、どんなに慎ましやかに見える女にも良く言えばお姫様願望、悪く言えば虚栄心や自己顕示欲が心の底に渦巻いていることを私は知っています。

すなわち「自分史上最高に美しく幸せな私をみんなにみせつけたい」とか「みんなからうらやましがられたい」というような気持ち。

それが悪いこととも思わないのですが、そんな希望を私はかなえてあげることができないということに、今さらながら自己嫌悪に陥りました。

そもそも隣りに立っている私を見て一体誰がうらやむというのでしょうか?

いや、別に必要以上に自分を卑下しようとか自虐しようというつもりではありません。自分を客観視しての率直な感想です。

 

そんなこんなでもう一本肝臓に良くない液体を飲まなければならない羽目に陥ってしまいました。

新たな気づきを与えてくれたこの雑誌には改めて感謝です!